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水揚げは、花に充分に水に吸わせるために行います。お花は摘んで切り口が空気にふれると人間の傷口と同じように茎の切り口に皮膜が張ってしまいます。花屋さんではそれぞれのお花にあった水揚げの方法を行っていますが、おうちでお花を活ける場合も、水切りなどの水揚げをするとお花を長く元気に保つ事ができます。 ほとんどのお花に合う簡単で効果の高い水揚げの方法として、水切りの方法を紹介します。生ける前に一手間かけてあげてくださいね。
さらにお花やさんでやっている水揚げの方法をお花の例を挙げて紹介します。豆知識として知っておくと何かの役にたつかも。また、お花の好きな方はぜひ挑戦してみてください。さらにさらにお花を長く楽しむ豆豆知識を3つ。最後まで読んでみてね。
よく切れるナイフがはさみで、水を吸い上げる面を大きく作るよう斜めに切ります。よく水の中で茎を切るようにといわれていますが、鋭利なナイフを使い導管をつぶさぬよう、いったん平らな場所に置いて安全に切る方法がお薦めです。そして、そのまま生けず、最低1時間はバケツなどの茎が半分つかるくらいのたっぷりの水に浸しそのまま休ませましょう。このとき、蛇口から出たばかりの冷たい水はつかわないよう、またできるだけ暗く涼しいところに、できれば3~6時間置いて、充分水を吸わせてあげましょう。
湯揚げ
マーガレット、ストック、あざみ、かすみ草など水が揚がりにくい花におこないます。花や葉に直接熱があたらないよう新聞紙などに包んで、茎を5cmくらい出し、切り口を熱湯の中で5秒~10秒程度煮た後、すばやく水を張った容器に入れ水を吸わせます。煮ずに熱湯に10秒~30秒ほど浸ける方法も。どちらの場合も夏は短めに、冬はやや長めにおこない、生ける際は湯揚げにより変色した部分を斜めにカットします。
焼く
紫陽花やバラ、ボタンなど、湯上げでも水の上がりにくいものは、根本を焼くという方法で水揚げを行います。花や葉の部分をぬれた新聞紙などに包んでから、切り口を2cmくらい真っ赤になるまで焼いて炭化させた後、炭になった部分を斜めにカットし、水に浸します。
水折り
水の中などで茎を手で折って切り口をぎざぎさにします。菊やキキョウなど茎が硬く、折ると竹のような筋が見えるものに行います。給水面積が広くなり水の吸い上げがよくなります。
根本割り
サクラや梅、アカシアなど、枝物で給水の難しいものには、ハサミやナイフで切り込みを入れたり、木槌などでたたいて根本を広げます。